【企画書は推理小説!?】ご近所の本棚06「企画力」

「企画書」。

一口に言って、どんなイメージがあるでしょうか。

 

私のイメージとしては、

「ビジネス! そしてビジネスマン!」

「何か賢そうな」

「大人っぽい」

「何かすごそう」

みたいなイメージしかなくて、書いていてだんだん悲しくなってきましたが、

一口に言って非常に「男性的」なイメージを持っていたのです。

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何かこんな感じの!

 

ですので、広報・恒松の朝プレゼンで紹介してもらったこの本、

どん!

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正直「企画」ってそこまで身近に感じていなかったのですが、

恒さんのプレゼンを聞いて「これ読んでみたいな」と思ったのでした。

 

恒さん、プレゼンの中でこんなことを言ってました。

 

「友人から紹介してもらった本で、彼女は企画に携わっているのですが、

企画を書いているときに迷走してしまった時、

この本に立ち返って読んでいるバイブル的な本だそうです。」

 

「企画力とは、企画書を書く力、アイディアを出す力ではなく、

最終的に人を動かせるかどうか、そこまでできて初めて企画力だということ、

そして『読み手中心であれ』

この企画書を読んだりプレゼンを聞いたりした人が

わくわくするかな? ということを大切にしなければならない

この2点を、この本を読んで学びました」

 

 

これは読みたくなる!

 

しかも帯が、これです。

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「優れた企画書は、

最高の

推理小説だ。」

 

か、かっこいい……! ってなりますよね。

 

そして、実際読んでみて、ちょこっと引用させていただくと、

「プロフェッショナルは、何によって、人間や組織を動かすのか。(略)

「物語」を語ることによってです。

これから起業や市場や社会で何が起こるのか。

その時、我々に、いかなる好機が訪れるのか。(略)

その「物語」を魅力的に語ることによってです。」

 

「表紙のタイトルを決めるときのポイントは、何か。

端的に言いましょう。

 

タイトルを見た瞬間に、ページをめくりたくなるか」

 

「読み手は、一瞥して目に入る文字しか、読まない」

 

「読む」ということを楽しんでいる人や、

仕事でも趣味でも、義務でも楽しみでも「書く」ということをしている人には、

ズキューンとくる、または「痛っ!」となるこれらの言葉たち。

 

書き言葉ですが、セミナーにいるような、それも、

「デキる男性」のセミナーにいるような、

行間が、しゃべっている男性の間にすら聞こえてくるような、

この本の構成自体が「人を引き付ける書き方」を意識されてるんだなって感じます。

 

 

企画書って、

固くって、

とっつきにくくって、

とりあえず自分には縁がなさそうな

賢そうな人たちのアレ

 

もしくは、

義務だから

書かないといけないから

マナーに則って

適当に穴を埋めただけのアレ

 

と思っていたのが、

 

叶えたい夢とか、伝えたい気持ちがあれば、

それをストーリーにのせて、

ちょっとだけしかけを利かせて、

うまく相手に届けるように書く、

(恒さん言うところの)ラブレター

 

とか、

ありきたりじゃないなってびっくりさせて、

その仕掛けを種明かしして、

それで人の驚く顔を見ることができる

謎解きミステリー

 

的なものなのだったら。

まず読んでみたいし、何なら特別企画がなくてもちょっと、

書いてみたいような気もしますね。

 

企画に関わっていたり、

人を動かしたい! この想いに賛同してほしい!

と願う人必携の、まさしくプロによるプロの本。

 

Amazonのレビューも高く、

その道にいた人からの感嘆の声がたくさん寄せられていて、

そのレビューの中にもあったのですが比較的文字も大きく、少なく、読みやすい割に、

中身がたっぷり詰まっている「読み物」としてとても楽しめる本です。

 

興味を持たれた方は是非、手に取ってみてください!

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