【買い物、好きですか?】ご近所の本棚08「買い物欲マーケティング」

毎日の暮らしを彩る「お買い物」。

お買い物の中には、「必要だから買う」もの、そして、

「とりたてて必要というわけではないけど、ほしい、買いたいから買う」というものがあります。

その「買いたい」にマーケティングの面から迫る本を、恒さんが紹介してくれました。

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上の情報の通り、出版年は2007年。ちょうどこのころから、

ある一定の買い物に対する「波」が変わってきたのを感じませんか?

ただいまマーケティング本にハマっている恒さんも、そんなことを感じながら読んだそうです。

見よ!この付箋の量を!

見よ!この付箋の量を!

 

ちょっと話は横にそれちゃうのですが、

本を読むときに書き込みながら読みたい人、付箋を貼りながら読みたい人、

手つかずのに近い状態で読みたい人がいたりしますが、

恒さんは前者、私は後者です。

でも、付箋を貼ったり書き込んだりしながら読んでいると、その知識が自分のものになりそうな気もします。

人の本を借りたとき、ドッグイヤーとかしてあると、その人の好みがわかってうれしい気分になります。

人の本を借りたとき、ドッグイヤーとかしてあると、その人の好みがわかってうれしい気分になります。

 

さてさて気になる本の内容ですが、

それまでの買い物が「とりあえず物がほしい」「安いものがほしい」という価値観が強めに出ていたのが、

この本が出たころを一つの契機に、

もはや買い物はモノだけでは満たされない。

よいモノを手に入れるだけの欲求を超えた、満足を求めだしている。

の、状態になってきているのですね。

それに応じて、マーケティングの在り方も変わってきています。

例えば丹波のおいしいもの。

それも、もし「安さ」を追い求めてしまうなら、人の手で生み出される昔ながらの、

良質なおいしいものというのはマーケットの中で淘汰されてしまいます。

 

でもそこに、「モノ」と「値段」の等価交換を超えるストーリーがあれば、

それは満足感となって顧客にも届くのですね。

同じモノにたどり着くのでも、そのプロセスにルール、儀式、作法があると、

買い物への期待の作られ方がまったく異なる。

単なるブランディングでなはく、「買い物欲」に特化したマーケティングの方法では、

「モノ」をリニューアルしていくのではなく、(その部分もあると思いますが)

市場の部分をクリエイトしていくのだと書かれています。

 

写真は、大路月末バルの様子

写真は、大路月末バルの様子

 

今の日本で「物欲」事態が満たされていない人は、厳密にはいないかもしれません。

だからこそ、「買い物を楽しみたい」という「買い物欲」に働きかけることが、

ショップに出向いて、(もしくはオンラインショップでアクセスして)、購入する、という行動を促すと書かれています。

 

難しいことはさておいても、

「なんであれを買っちゃったのかなぁ」

「あれ買ってよかった!」

「逆に、あれを買っておけばよかった……」なんて言う数々のシチュエーションに、

「そうだったのか!」な答えが見つかるかもしれません。

「買い物したい!」そして、「買ってほしい!」なすべての人に。

気になった方はこちらから↓

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