高校生諸君、学校生活しか知らずして進路を決める気か?〜まちのオトナにアレコレ聞いてみよう〜

なんだかすごいタイトルのイベントでしたが
2年前から開催されてきた、丹波市地域教育フォーラムの6回目?7回目のイベントなのでした。

教育というものに対して、全く関心を持ってこなかった私でしたが
いつもお世話になっている前川さんからのお声がけでお手伝いをしてきました。

まず、最初はトークフォークダンス

フォークダンスのようにペアを作って話します。
1個の質問に両方が順番に答えて、終わったらお辞儀をして、次の人とペアを組む。
好きな食べ物などの簡単な質問から、自分が市長だったら何がしたいか、という地域のことを考えさせられる質問まで
10問の質問に答えてもらううちに、だんだん会場に笑顔が見え始めました。

みんなが打ち解けたところで、次は大人の方に質問です。

「社会に出て、学生のうちにやっておけばよかったことは何ですか?」

人数が少なかったこともあり、みんな自分がどのような学生生活を過ごしてきたのか、そして今思うことを本音でたっぷりと語ってくれました。

その熱が全然伝えられないんだけど、要約するとこんな内容
・勉強の仕方を知っておけばよかった
・やり切った 勉強はしてないけど遊び切った
・大学のときは時間をもてあましてたから旅行に行っておけばよかった
・貧しくてできないことが多かったけど、そのおかげで未だに上を目指してもの作りを行っている
・どんな仕事をするのにどういう学科で勉強が必要かということを知りたかった
・勉強の仕方、身につけかた、学びかたを知っておけばよかった
・失敗してもいいからなんでもチャレンジすること
・時間をかけてお金をかけずに旅行に行くこと
・拒絶をされるのに慣れておくこと
・勉強ともっと人に出会っておけばよかった
・学歴がコンプレックスなので大学に行っておけばよかった

お次はワークショップ
4人のまだ社会に出ていない学生さん(中学生1人、高校生1人、大学生2人)をひとりずつ4つのグループに分かれて大人がつきます。

1.学生さんから、自分がどんな仕事がしたいのか、わからなければ好きなことは何か、どんなことに興味があるのかを聞き出す
2.大人たちがそのためにはどんな方法や場所があるのか、思いつく限りで書き出す
3.学生さんに伝える
4.グループ内で話す

そして、最後には、それぞれの学生さんから、どんなアドバイスをもらってどう感じたのか3分間スピーチをしてもらいました。

中学生の子も、高校生の子も、大学生の子も、大人が一生懸命自分のことを考えてくれたことに感謝を口にし、自分が何がしたいのかどう思ったのかを一生懸命に話してくれて
その姿に感動。

本当はもっとたくさん高校生が来ることを期待して、企画をしていたのですが
人数が少なかった分、濃ゆい内容のイベントでした。

熱い氷上高校の先生との出会いもあったし。
この先生と前川さんと他にも丹波でいろいろ学生に関わっている人たちが連携したら
子供たちが楽しく生きていく術を身につけられて
ということはこの地域が
強いては日本がもっと楽しく生きている人たちが増えるのではないかとワクワクするのでした。

今まで教育っていうのは、教師とか学校とかのイメージしかなくて

教師なんて1番なりたくない職業だったし
(中学生のとき、生徒からバカにされている先生を見て、子供のころは立派に見えていた大人が完璧ではないことがだんだんわかるようになってきたからしょうがないんだろうなー、先生は馬鹿にされるものだろうなーと思って)

中学で部活が始まるまでは、なんで学校に毎日行かなくちゃいけないんだと思ってたし
(そこそこ優秀でw児童会長とかしてたけど、それなりに友達もいたし、でもたぶんこの頃から拘束されるのが嫌いだったのかも)

教育というものは自分からは程遠いものだと思ってました。

でも、丹波に来て、ママさんや地域のことに関わることが増えて
その大切さを感じています。

子は地域の宝。

人口減少はどうしたって避けられない課題だけど
つまらなそうに生きてる人がたくさんいるより、
少なくても楽しく生きてる人がたくさん暮らす地域の方が
私はいいと思うな。

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