毎日の暮らしを彩る「お買い物」。
お買い物の中には、「必要だから買う」もの、そして、
「とりたてて必要というわけではないけど、ほしい、買いたいから買う」というものがあります。
その「買いたい」にマーケティングの面から迫る本を、恒さんが紹介してくれました。
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上の情報の通り、出版年は2007年。ちょうどこのころから、
ある一定の買い物に対する「波」が変わってきたのを感じませんか?
ただいまマーケティング本にハマっている恒さんも、そんなことを感じながら読んだそうです。
ちょっと話は横にそれちゃうのですが、
本を読むときに書き込みながら読みたい人、付箋を貼りながら読みたい人、
手つかずのに近い状態で読みたい人がいたりしますが、
恒さんは前者、私は後者です。
でも、付箋を貼ったり書き込んだりしながら読んでいると、その知識が自分のものになりそうな気もします。
さてさて気になる本の内容ですが、
それまでの買い物が「とりあえず物がほしい」「安いものがほしい」という価値観が強めに出ていたのが、
この本が出たころを一つの契機に、
もはや買い物はモノだけでは満たされない。
よいモノを手に入れるだけの欲求を超えた、満足を求めだしている。
の、状態になってきているのですね。
それに応じて、マーケティングの在り方も変わってきています。
例えば丹波のおいしいもの。
それも、もし「安さ」を追い求めてしまうなら、人の手で生み出される昔ながらの、
良質なおいしいものというのはマーケットの中で淘汰されてしまいます。
でもそこに、「モノ」と「値段」の等価交換を超えるストーリーがあれば、
それは満足感となって顧客にも届くのですね。
同じモノにたどり着くのでも、そのプロセスにルール、儀式、作法があると、
買い物への期待の作られ方がまったく異なる。
単なるブランディングでなはく、「買い物欲」に特化したマーケティングの方法では、
「モノ」をリニューアルしていくのではなく、(その部分もあると思いますが)
市場の部分をクリエイトしていくのだと書かれています。
今の日本で「物欲」事態が満たされていない人は、厳密にはいないかもしれません。
だからこそ、「買い物を楽しみたい」という「買い物欲」に働きかけることが、
ショップに出向いて、(もしくはオンラインショップでアクセスして)、購入する、という行動を促すと書かれています。
難しいことはさておいても、
「なんであれを買っちゃったのかなぁ」
「あれ買ってよかった!」
「逆に、あれを買っておけばよかった……」なんて言う数々のシチュエーションに、
「そうだったのか!」な答えが見つかるかもしれません。
「買い物したい!」そして、「買ってほしい!」なすべての人に。
気になった方はこちらから↓
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