今日も、ご近所ブックトークからおすすめ書籍をご紹介。
今日の担当は広報・恒松さん。
先日も紹介いたしましたこの本と、
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もう一冊、こちらの本と。
[amazonjs asin=”4087208192″ locale=”JP” title=”ブームをつくる 人がみずから動く仕組み (集英社新書)”]
同じ本を読み、同じ情報を得ていても、違うメンバーが読めばピンとくるところも違うものです。
先日はるちゃんがピンときたのは大分県、そして川崎市のモデルでしたが、
恒さんがピンときたのは
「災害科学の研究者とPRの専門家が二人三脚でつくった『防災手帳』」でした。
3.11の経験を活かして日頃の防災意識を高め、非常時に取られる行動をまとめて伝える、
そのツールとして身近な「手帳」が選ばれたところに光るアイディアセンス。
母子手帳やお薬手帳など既存の概念をうまく応用して、
そこにアイディアをプラスし、転換することが「企画」において重要だと感じた、と
語る恒さん。
「広報の仕掛け人たち」1冊だけでなく、
「ブームをつくる」と2冊合わせ読みすることで見えてきたもの。
それは人を動かすアイディアであるためには3つのポイントがあり、それは
- 社会性があること(世の中の関心があること)
- それぞれが「自分のこと」としてとらえられること
- 参加できる要素があること
ということでした。
「ブームをつくる」の著者・殿村美樹さんは、
毎年年末に発表される「今年の漢字」の仕掛け人でもあります。
「今年の漢字」も、
- 今年の世相という意味で世間一般の関心を集め、
- それぞれが「ピッタリだな」と感じたり、職場の話題にしたりもできて、
- 公募などで参加することのできる要素をもっていますよね。
この3つのポイントが、このシンプルなアイディアを人々に浸透させた
要素であると、読みこむことで見えてきたそうです。
アイディアや企画は、それ自体シンプルなもので構わないのかもしれません。
でもそれだけでなく、オリジナリティある転換をできているかどうかもまた重要。
今後ご近所メンバーが生み出していくアイディアに、
1つ、方向性がクリアになったブックトークでした。
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