海外経験を経て、ふるさと丹波の空き家に向き合う中川ミミさんにせまりましたよ。

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海外経験を経て、ふるさと丹波の空き家に向き合う中川ミミさんにせまりましたよ。

By 済木麻子, 3月 2, 2017

地方と海外。一見、あまり関わりなさそうに思えるワードですが、

実際に海外経験を経て、丹波に来ちゃいました、という人は意外に多いものです。

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この人もそうですね。

 

今回のブログでは、海外の各地で地域活性や貧困撲滅、

災害の復興などに関わってこられた中川ミミさんをご紹介いたします。

Facebookから。かっこいい……!

Facebookから。かっこいい……!

エチオピアで生まれて、1歳で日本人になってからは、進学を機に大阪に出るまで丹波で過ごしてきたミミさん。

 

その後、海外経験を経て、丹波にUターンしてきてからは、地域おこし協力隊として、市内の空き家と、移住定住・住み替えの希望者をマッチングする事業に取り組んでいらっしゃいます。

ご近所卒業生の湯山かなちゃんは、ミミさんをこんな風に評しています。

「丹波にも常識にとらわれない暮らしをしている人はたくさんいるけど、そんな中でもミミさんはズバ抜けて面白いと思うー!アメリカ人の旦那さんを東京に残し、丹波に戻ってスパーンと出産して職務復帰!まだベイビーを抱えるママさんとは思えないほど、革新的に事を動かしていく。多様な生き方を見てきたミミさんだからこそできる、ベストな選択なんだろうな」

この方がかなちゃんですよ。

この方がかなちゃんですよ。

 

さて、ミミさんは、海外でどんな活動をされていたのでしょうか。

 

ミミさんが所属していたのは、「住まい」を切り口にして、世界中で地域の活性化・貧困撲滅などを目指して活動している国際NGO団体。そこで10年間ほど働き、主にアジア太平洋地域を中心に活動していたのだとか。

地域によって、住まいの課題も解決策も様々なのだとミミさんは語ります。

例えばルーマニア。社会主義の時代に政府が住民に支給することを約束したのにもかかわらず、完成しないまま放置されている建物が多くあり、そこに入居予定の住民たちがたくさん待機している状態でした。ミミさんはこの状況の中で、住民が自らの手で完成させて、自立しようとする活動をお手伝いしていました。

また、自然災害が頻発するフィリピンやタイにもよく行かれていました。洪水の後で家が全部流されてしまった農村地域や、不法占拠と扱われるスラム地域で、住宅をボランティアの手で建て直したりなどの活動も行ってきたのだそうです。

 

アメリカ人のご主人との結婚を機にカリフォルニアに移住し、テレワーク生活も経験。その後丹波に帰りたいという想いと、「でもこの仕事って、都会じゃないとできないんでショ?でもお高いんでショ(何が)」という想いと、二つ抱えていたのだとか。

 

空き家の持ち主の方の気持ちを、丁寧にヒアリング。

空き家の持ち主の方の気持ちを、丁寧にヒアリング。

そんな想いも2011年から、東北の復興支援事業に関わったことで変化がありました。それまで海外でやってきた「開発」の考え方や「支援」のやり方を日本国内でも実践に移す機会を経て、ミミさんのなかで国や貧困の度合いに関わらず、「住まい」という切り口が大切なものとして確立されたのです。

 

海外での活動を、何処か遠いことのように感じる人もいるかもしれません。でも、住まいという切り口で見ると、たとえ国内の地方で暮らしていても、都会で暮らしていても、「住まうこと」と暮らしは、切って離せないものですよね。

 

今住まいるバンクで扱われている物件のほとんどは築50年を超えているものだそうです。その当時の住まいというものは、「この土地で畑や田んぼを守りながら、家族代々暮らしていく」ライフスタイルを基準として建てられたもの。しかし現在は、多くの人が仕事や結婚などに合わせて住む場所を変えます。人の暮らし方が変わってきて、その結果求められる家の形も変わってきています。

 

「もっと先を見てみると、ライフスタイルが変わってきているからこそ、家の所有者や住まわれる方が、もっと自分の人生を自分で選択できるようになったらいいな、と考えています」

 

現在、地域おこし協力隊として活動しているミミさん

現在、地域おこし協力隊として活動しているミミさん

 

「転機があった時に家族の幸せを追い求めて、暮らす場所を選択できる自由があるはずなのに、家が足かせになってしまうことがあります。『生活の場所としての住まい』という概念を超えて、長く家族の幸せを支えるための財産として捉えてほしい。私はそのために必要な税や相続などの情報も合わせて提供できれば、所有者にも住まいを選ぶ方にも安心して人自らの住まいを選択してもらえるようになるのではないかと思っています」

 

住まいに興味のある人、海外経験に興味のある人はもちろん、そうでない方も、多様な価値観を知っているミミさんとぜひトークしてもらいたいなって思います。話しているとどんどん勇気づけられ、元気がわいてきますよ。

そのミミさんが、来週3月7日、神戸市ミドリカフェにてトークカフェを行います。

な、なんだってー!!!

な、なんだってー!!!

↑あ、このお猫さまはミミさんとは無関係です。

普段丹波市を中心に活動しているミミさんですが、神戸でゆっくりお話が聞けるのも貴重な機会ですので、ご興味のある方はどうぞ、ご参加くださいませませ!!
【イベント詳細】
日時:2017年3月7日(火) 19:30~21:00
場所:ミドリカフェ
住所:神戸市灘区王子町1-4-9
料金:飲み物代が実費となります。
内容:中川ミミさんのお話
みんなで自分の暮らす場所についてもう一度考えるよう的なゆるトーク

参加申し込みは、Facebookイベントページかぁ、
giftのホームページのお申込フォームからね!

 

 

◆◇◆ご近所が主催・提供・応援するイベント◆◇◆

からだカフェスピンオフ
10月 7日 @ 1:00 PM – 5:00 PM
【イベント概要】
◾️日時:2017年10月7日(土)
13:00~17:00
◾️場所:無量寺(氷上町小野570-2)
◾️料金:3000円
◾️主催:無量寺
◾️お問合せ:無量寺0795-82-0701

心と身体が喜ぶ「食べるをつくる」-仕事帰りに、丹波を食べて飲んで語る。
■参加費 1,500円(丹波の日本酒&里山おやつ付)
※お子様連れの受講も可能。お子様のおやつをご希望の場合はお一人500円。
■場 所 コミューン99(神戸市中央区江戸町100番 高砂100BANビル601号室)/三宮駅徒歩7分
■定 員 15名

■場 所 コミューン99(神戸市中央区江戸町100番 高砂100BANビル601号室)/三宮駅徒歩7分
■主 催 NPO法人gift(丹波市)+一般社団法人リベルタ学舎(神戸市)

 

空き家活用塾③空き家リノベーションの実態-企画から改修まで-
10月 12日   7:00 PM – 9:00 PM
会場:衣川會舘 青垣町佐治608
丹波市青垣町で空き家改修・活用したまちづくり活動を行い、地元住民と協働しながら地域再生に取り組む。空き家は地域の資源だと語り、空き家という空間を活かしたバーなど人が集まる仕掛けを多数実践。

 

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済木麻子

済木麻子

・名前   済木 麻子/Asako Saiki ・活動拠点   丹波↔奈良 ・担当   ライター ・メッセージ 奈良県出身、丹波市在住のライター。 「tocco.」をはじめとし、主に丹波をテーマに含む冊子、 ウェブサイトのライティングを手掛けてきました。 読書とアウトドアが好きな2児の母。 <主なテーマ> ご近所の本棚/編集記