先日、移動中に電車の中でこんな本を読みました。
ぼくらは地方で幸せを見つけるソトコト流ロ ーカル再生論/指出一正著
ほぉー!ふむー!じーん!と来るたびに
Kindleアプリで線を引きながら読みました、こんな風に!
あ、ちなみにこの写真1人でiPad持って、
1人でデジカメ持って電車の中で撮影したんですよ。シュールでしょ。
こちらの本、雑誌「ソトコト」の編集長さんの著書というだけあり、
地方移住した若者の、キラッと光る活動紹介と、
なぜ彼らの活動が人を惹きつけるのかの分析が記されています。
私にはとても学び多く、メリットも多かった本で、
この幸せわけわけしたいー!なりましたもので、書評・感想に変えて
この本を読んで見つけちゃった幸せを3つほど、ご紹介させていただきたいと思います。
紙の本だったら回し読めたのにね。こういうとこ気が利かないんだから(誰目線)。
「ぼくらは地方で幸せを見つけるソトコト流ロ ーカル再生論」略して、
「ぼくロー」を読んで幸せになっちゃったこと、その1〜!
いや、ぼくローてなんか誰かのあだ名っぽいよね。
じゃあ「幸せ」にフューチャーして「ぼくしわ」!
うん、なんか年齢感じるな。じゃあ「ぼくソト!」これもなんか寂しくなるな。
一回りしてもうね、「ぼくロー」でいきます、ホント。
その1「会いたくなっちゃう人が増える」
ぼくローには14の移住した若者の事例が紹介されているのですが、
どの人も「雲の上のカリスマ!ヤベー!後光が差してこの世のものとは思えない」という、
テイストでは紹介されていません。
みなさん確実にその土地に変化を起こしてきた方々なんですが、
カリスマ性ではなく、親しみやすさを持って描かれているので、
「是非あって、お話ししたいなー」と思ってしまうんです。
その方々大抵ソーシャルやwebを活用されているので、
本を読みながらこの方達のweb検索をしまくりました。
いつかどこかで繋がることを思うと、なんともワクワクしてしまうんです。
その2「等身大の自分でええんやってなる」
ぼくローに紹介されている方々、「親しみやすい」と前述しましたが、
割とこぞって「愛されキャラ」なんですね。
「こういうスキルがあります!だからついてきてください!」ではなく、
なんかやってたら、心配した人が手を貸してくれて、そこからコミュニティが生まれて。
一歩一歩の地味な活動で、「彼が何かを変えてくれた」という実感が普段、
地域の人になくても、トータル数年で考えると、「話していたことご全部実現してる!」て驚いたり。
「地域づくりには、生産者と、デザイナーと、公務員の三人いればできる」という、
フランクさが全面に出た名言が飛び出したり。
大革命だけでなく、「今の自分が持ってるもの」で何かできること探そ!て、勇気が出てきます。
その3「割とえぐった視点がスパイシーで癖になる」
この本の……あ、「ぼくロー」の(無理するとこやない)すごいとこは、
親しみやすい愛されキャラが来てくれてよかったねー、で終わらず、
そこから導き出された「地域づくり観」を割とシャープに語ってくれるところです。
「移住はハードルが高く、観光は一過性。だから最終目標は移住者の増加より、関係者の増加」
「横を向くより、内を向くこと。よく似た地域を仮想ライバルにしたり、真似をするのではなく、
内側に目を向けて、地域の人が興味を持ってくれることから」とか、
激しめにうんうんうんうんうんうんてなるようなことも、特に最終章に散りばめられています。
ということで、大変楽しく読ませていただきました、「ぼくロー」さん。
巻末にはオススメブックリストも収録されていて、一粒で割となんども美味しい仕組みになってます。
ご興味のある方は、是非是非お手にとってみてくださいー!!