都会っ子たちが農業体験!丹波の黒ごま圃場で「食」にふれる

8月の終わり、夏休みの最後の(多分)思い出作りに、阪神間から親子連れの方が

氷上町の母坪公民館に集まりました。

お話を聴きながら、黒ごま圃場までの道をてくてく…

お話を聴きながら、黒ごま圃場までの道をてくてく…

参加したお子さんたちは、このような風景を見ながら歩く経験もあまり、したことがないのだとか。

行く道すがらに、黒豆や大納言小豆、垂れ下がる稲穂が秋の訪れを感じさせます。

 

たどり着いたのは…黒ごま圃場!今年はじめて建てられたというのぼりもまぶしい!

たどり着いたのは…黒ごま圃場!今年はじめて建てられたというのぼりもまぶしい!

先ずはこちらの黒ごま圃場で農業体験です。

茎に着いたごまの葉を取る「葉取り」をして……

茎に着いたごまの葉を取る「葉取り」をして……

 

刈り取りには力がいります!

刈り取りには力がいります!

刈り取ったごまの束をたばねて運ぶ子どもたち。

刈り取ったごまの束をたばねて運ぶ子どもたち。

どの子も生き生きと頑張っています。

今回来られた親子連れの方々は、「コープ自然派兵庫」の会員さんたち。

より安心して食べられる「食」という切り口で日々生活に、子どもたちに向き合っていらっしゃいます。

今回は、「安心して食べられる国産のごま」生産地の現場を感じに、車を走らせ丹波までいらっしゃいました。

 

真ん中は、圃場の管理者徳田八州男さん。自作の「馬」で、刈り取ったごまを手際よく結束していきます。

圃場の管理者徳田八州男さん、自作の「馬」で、刈り取ったごまを手際よく結束していきます。

収穫した黒ごまは、乾燥させて自然とごまがはじけて下に落ちてくるのを、つりさげて待つのですが、

その前に束ねたごまの根元を切りそろえます。

三本の矢ならぬ、束になったごまに、高学年の子どもたちも大苦戦。

束を切りそろえる作業もなかなか力が要ります。

束を切りそろえる作業もなかなか力が要ります。

このような形でつりさげ、ごまがはじけるのを待ちます。

このような形でつりさげ、ごまがはじけるのを待ちます。

圃場管理者の徳田さんは、

「とにかく、葉を取る作業に時間がかかる。こうして、人海戦術でやっていただけるとありがたい」と笑顔を見せます。

 

公民館に帰ってからは、お待ちかねの「ごま尽くしランチ」です。

コープ自然派兵庫の職員さんたちが、手作りのごはんでおもてなし。

コープ自然派兵庫の職員さんたちが、手作りのごはんでおもてなし。

この日のメニューは、

・ばら寿司(金ごま入り)

・白和え(白ごま入り)

・わかめとねぎのお吸い物

さらにデザートは、

 

デザートの用意を手伝う子どもたち。ほほえましい光景です。

デザートの用意を手伝う子どもたち。ほほえましい光景です。

白玉に、黒ごまペースト、黄な粉、小豆をかけた和スイーツです。

 

今回お世話になった圃場は、「丹波黒ごま生産組合」に所属しています。

丹波黒ごま生産組合は、大阪の老舗ごまメーカー和田萬さんとの契約栽培で、

栽培方法も、和田萬さんの指定する、「農薬、化学肥料不使用」の安心できる黒ごまです。

国産のごまの中でも、丹波の黒ごまは「黒丹波」という商品名で販売され、

高級品種とされています。

虫の害や草取りなど、とても手間暇のかかる作業ですが、それだけの甲斐があり、

氷菓も非常に高いのだそう。

和田萬にお勤めの方にお話を伺ったところ、

「粒が大きい、そして黒ごまの黒の色が深い、そして味も濃い、これはすごいごまだと、

初めて丹波の黒ごまを生産者さんに見せていただいた時に驚きました」とのこと。

 

体を動かし、美味しく食べて、胡麻について学んだ時間。

「なかなか普段の生活では出会えないけど、こういう会を通して、食の好みが同じ人と交流できるのがうれしい」

と参加者の方も語っていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

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