8月11日 山の日。
制定されて初めての山の日に丹波市内で開催された「木の駅プロジェクトシンポジウム」に参加してきました。
丹波市木の駅プロジェクトは
山の持ち主が登録して山に入って木を切ることを委託する
作業者が登録して、山の木を切る。
切った木は木の駅プロジェクトのストックヤードと呼ばれる場所に持ち込むと、
6300円/トンで買い取ってくれる。
という仕組みです。
切った木は薪として販売されたり、発電の燃料として使用されます。
山に入る人を増やし、入ることで環境に目を向け、
山の持ち主は手入れをしてもらうことができ、山のふもとに住む人たちには災害の予防にもなる。
こういったサイクルが上手く循環するようになれば、いいなと実感するシンポジウムでした。
ただ、ネックは林業一本で生活するには、かなりの作業量が必用だということ。
1トンの木を運ぶのに軽トラなら3台分。
1トン運ぶには例えば3人で山に入って、木を伐り出してそれぞれの軽トラに載せて持ち込むイメージかと。
買い取り金額は1トン6300円なので、日当というより、3人でちょい飲みできて、いい気分になれるという感じ。
参加していた登壇者の一人が話していたところによると、そこで儲かったお金はさらに面白い事をするための資金につかっちゃう、例えば、ピザ釜欲しいよね~とか、遊ぶための資金。
作業としてしんどい面も確かにあるけれど、山に入ること自体が気持ちがいい。アウトドアな楽しみとしてかかわるのもイイかと思いました。
山を持っていなくても、道具が無くても、木の駅プロジェクトに登録して講習を受ければ、何かしら山にはいる機会はもてそう。
会場では、さまざまな機材も展示されていました。
これ何だかわかりますか?↓
スキッドコーン。
この道具をかぶせることによって、山の中をスムーズにけん引できるのだとか。
木の枝などに引っかからなくてそうとう便利らしい。
その道にはその道の道具が発達しているんだな~。
トークセッションでは柏原高校の高校生が登壇していて、どうやったら山に入る人が増えるかということで、
おじいちゃん、おばあちゃん世代と孫世代がつながって、森で昔の遊びを教えてもらったり、山の食材の知識を伝えたりすることで、子どもたちが大きくなった時に山の大切さ、良さがしみこむように形成されていくというもの。
これには、私もすぐさま参加したい思いでした。
おじいちゃん、おばあちゃんといっても我が家は都会育ちのおじいさん、おばあさんなので、全くその知識がなく、そんな機会があれば、ぜひ参加したものだと思いつつ、会場を後にしました。
木の駅プロジェクトのこれからの動きが楽しみです。
https://www.facebook.com/tambashi.kinoeki